当事務所がこれまで取扱った立退き案件の一部を、「解決事例」としてご紹介します。実際に立退き案件を担当した弁護士が直接執筆したものです。
ただし、弁護士の守秘義務に関する日弁連規程第4条第4号にしたがい、掲載にあたり依頼者が特定できないよう、また依頼者の利益を損うおそれがないよう実際の事例を一部加工しております。
貸し土地(資材置場)の明渡しを実現したケース
対象土地は宅地と農地等が混在する地域に所在する約800㎡の土地で資材置場として賃貸。賃貸借契約書は一時使用の体裁でした。
交渉により居住用借地の立退きを実現したケース
借主は自宅保有目的で土地を借りており、契約違反等の解除原因がなく、貸主が土地を自ら使用する必要性を正当事由とした事案です…
飲食店や美容室等の複数のテナントが入っている建物につき建物所有者が地代不払いを繰り返していたため、建物収去土地明渡しを実現したケース
貸し土地に建つ築90年の建物には各種テナントが入居。この建物を現在の所有者が相続した10年前から地代の滞納が始まりました…
借地上の建物に飲食店がテナントとして入っていたことから、借地人から建物ごと買い取って2年後に建物収去土地明渡しを実現したケース
貸主は隣接する土地1000㎡も有していましたが、貸し土地の存在により使いにくい形となり駐車場として利用していたのみでした…
契約解除事由のない借地について、交渉により立退きを実現したケース
住宅街として非常に人気の高いエリアにある宅地で、土地の半分ずつを別々の借地人に賃貸。契約期間は残り13年近くありました。
一団の土地上に点在する貸し土地を短期間に明渡完了したケース
対象土地は駅から近く周辺には高層マンションが林立。既に空家となっている建物も存在し、契約が継続している借主は4名でした。
商業施設内に出店するテナントとの入居契約の合意解除に成功した事例
月額賃料は借主テナントの月間売上と連動する形です。借主の近年の売り上げは不調で、賃料が低額になる状況が続いていました。
訴訟により居宅の立退きを実現したケース
両親が経営している有限会社が所有している建物の1室を長女に無償で貸与。使用貸借契約の目的が主な争点となりました。
即決和解により事業用店舗の立退きを実現したケース
都内の住宅街にある3階建ての診療所兼共同住宅兼事務所で、建物の老朽化による建て替えの必要性による立退き事例です。
作業所兼倉庫につき、話し合いでの立退きを実現したケース
建物賃貸借契約は30年以上前に締結、2年ごとに更新されていました。建物は老朽化し、ほぼ空き家の状態になっていました。
話し合いにより老朽化ビルの複数のテナントの立退きを実現したケース
ビルは築50年程度で老朽化。賃貸人は建て替えを計画していましたがテナント4軒とも営業継続を希望。交渉が難航していました。
農地として賃貸していた土地の一部を借主に売却し、残りの部分を立退料の支払いなく立退きを完了したケース
対象土地の賃貸借は、借主が耕作をする目的で30年前から始まり、契約書は作成されておらず、期間の取り決めもありません。
駅前再開発のため貸し土地5軒の立退きを行なったケース
対象土地は中国地方の政令指定都市で、新幹線の駅から徒歩2分ほどの位置に所在する1200㎡ほどの宅地でした。
賃借人の債権者が借地上の建物及び借地権を差押えたケース
東京都内の戸建て住宅が立ち並ぶエリアで、賃貸人は隣地を賃借人に貸していましたが、地代は30年以上滞納していました。
貸し建物を短期間に明渡完了したケース
借主ら家族はいずれも長年対象物件に居住していましたが、約1年前から貸主が交渉を始め、2軒を除く全世帯が退去していました。
店舗テナントにつき無断転貸を理由とする建物明渡請求訴訟を提起し、裁判上の和解により明渡しを完了したケース
建物の利用主体を調査したところ、借主とは異なる法人が飲食店の営業主体となっており、同法人が借主から転借していました。
交渉により貸しビルに入居する小売店舗の立退きを実現したケース
建物は築50年程度で老朽化しており、建替えの必要性が大きい状態です。対象となる小売店舗を除いてすべて空室になっています。
交渉により居宅及び共同住宅の敷地の立退きを実現したケース
神奈川県にある貸し土地で居宅及び共同住宅の敷地として使用されていました。賃借人は2名、いずれも契約書が存在していません。
準共有となっている借地権の一部を先に買い取ったケース
東京都内の住宅地の土地で、居住用建物を所有していた借地人が死亡し空き家に。相続人との借地権の買取交渉は難航していました。
平屋建一軒家の借地返還に成功した事例
土地の借主は平屋建て一軒家の所有者で、親の代から50年以上居住。度々地代の支払が滞り、滞納地代は合計1年分に達していた。
借地権の譲受人から訴訟により借地返還に成功した事例
東京都内の宅地約500㎡の土地上に、2階建ての店舗兼居宅が建っている。対象土地は、最寄駅から徒歩数分程度の好立地。
土地賃貸借契約の更新拒絶通知に対し、借主が建物買取請求権を行使し、建物買取代金額が争点となったケース
大都市の繁華街に位置する土地であり、土地上には大規模な5階建てのビルが建っていました。土地賃貸借契約は長年継続中でした。
地代不払いを理由に借地契約から借家契約に変更したケース
借主は、当初の借主である親から本件建物を相続し、建物を倉庫代わりに利用。1年ほど前からは地代の未払いが続いていました。
賃料不払いを理由とする解除が認められたケース
賃借人は賃貸借契約開始後5か月立つと賃料を支払わなくなり、督促してもこれに応じず、賃料の不払いを継続していました。
老朽化した戸建貸し建物2棟の立退きを実現したケース
老朽化が進行した木造建物で賃料は近隣の貸し建物に比べて極めて低廉でした。賃貸人は貸し建物の敷地の有効活用を考えていました…
貸店舗の入居者につき裁判上の和解により明渡完了したケース
都内有数の繁華街近くの大通り沿いにある築50年以上のビルで、テナントは立退きを拒否し、過大な立退料を求められていました。
住宅街の一団地にあるアパート2棟につき短期間で立退きを実現した事案
築約30年の2棟の木造アパートで30戸が入居中でした。建物の老朽化、建物敷地の有効活用を正当事由とし明渡請求の事案です。
店舗テナントにつき裁判上の和解で立退きを実現したケース
不動産会社に貸していた店舗は知らぬ間に転貸されていました。建物を相続した現在の貸主は無断転貸を理由に立退きを求めました。
美容系テナントにつき裁判上の和解で立退きを実現した事案
駅前開発が進み、周辺の建物がリニューアルされる中で、対象建物のみが取り残されていたことから、貸主は建替えを決断しました。
賃貸用マンションの入居者につき裁判上の和解によりに明渡完了したケース
鉄骨コンクリート造の築50年の賃貸マンションで全15戸中2名が入居。建物老朽化、敷地の有効活用のための明渡し交渉でした。
一団の土地上にある多数の長屋や一軒家の明渡しを行ったケース
大阪府内の一団の土地上に多数の長屋や一軒家の貸し建物が存在。対象は居住用貸し建物の賃料を滞納している借主4名です。
診療所及び文化住宅を短期間に明渡完了したケース
1階部分が診療所の鉄骨造り3階建建物と、隣の2階建木造文化住宅について、建物老朽化、有効活用を目的とした立退き交渉です。
親族間で居宅を無償で使用させていたが、信頼関係が破壊されたため、立退きを求めたケース
貸主と借主は親族関係で、借主が失業したのを機に、貸主が所有する対象建物に無償で住まわせていましたが、契約書はありません。
高裁での勝訴判決で立退きを実現したケース
対象建物は築80年以上の木造住宅で、借主は親の代から入居する70歳台後半の高齢者で、立退きを断固拒否していました。
駅前貸店舗の立退きを実現したケース
駅前に所在する築50年以上の2階建て貸店舗で、飲食店1件と小売店1件が入居中。その他は全て退去が完了していました。
店舗兼住居用マンションの入居者につき裁判上の和解により明渡完了したケース
4階建店舗兼住居用マンションで、貸主は建物の老朽化を理由に数年前から建替えを計画し、1店舗を除き全室が退去していました。
市内中心部の老朽化した古民家風居酒屋の立退きを実現したケース
建物自体は築90年以上を経過していましたが、古民家風居酒屋として人気を得ており、本件建物での営業継続を希望していました。
無断増改築を理由とする解除が認められたケース
賃借人は、長年借りていた建物を無断で増築し、2倍以上の広さの建物にした上で、店舗兼居宅として使用していました。
一団の土地にある合計14戸の建物の明渡しに成功した事例
建物は築後60年を経て老朽化が進行。貸主も高齢で近い将来不動産管理が難しくなると考え、借主に退去を求めることとしました。
テナントビルのサブリース契約の合意解除に成功した事例
借主は賃料増額の際の追加敷金の差し入れを拒否し、貸主側で実施した設備修繕の借主側負担分の支払いも滞っている状況でした。
交渉により居酒屋の立退きを実現したケース
東京近郊にある築約40年の共同店舗で、共同店舗の区画のうちおよそ半数程度が空室になっています。契約期間は残り約3年です。
交渉により共同住宅の立退きを実現したケース
建物は築30年程度であり相応の経年劣化・老朽化がみられ、建物の経年劣化・老朽化により建て替えが必要な状況でした。
4軒のテナントが入居している貸店舗の返還に成功した事例
貸主は築40年近くになる貸店舗4棟を取り壊し、新たに土地上に店舗兼マンションを建築する計画があり、退去交渉を行いました。
宗教団体の集会所として使用されていた建物の返還に成功した事例
対象建物は木造で築50年以上が経過。耐震性診断で倒壊可能性が高いとの診断が出たため、建て替えを決断し、退去を求めました。
商業用ビルの複数のテナントに対して、裁判上の和解により立退き完了したケース
貸し主は5階建建物の合計10軒の全テナントに立退きを求めていましたが、2軒のテナントが立退きに難色を示していました。
美容室及びレストランを短期間に立退き完了したケース
建物は著しく老朽化。5軒のうち2軒にテナントが残り、解除原因は存在せず、建物老朽化、有効活用を正当理由とする立退きです。
再開発が盛んなエリアのテナントビルの建替えのために既存の全テナントの立退きを実現したケース
再開発が盛んなエリアの築40年以上の5階建てテナントビルで、入居テナントは7軒。契約の始期も満了時期もまちまちでした。
老朽化が進むマンションの立退きを実現したケース
築50年3階建ての居住用マンションで、契約期間が長期に及んでいる入居者が多く、交渉は難航することが予想されました。
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